実測データの学習に基づく
油絵の具の混色支援システム
概要
実測データの学習に基づく油絵の具の混色支援システムを提案する。混色のベースとなる色(混ぜている途中の色)に対して,あらかじめ用意された絵の具セットの中から「どの色の絵の具をどの程度混ぜればターゲットとなる色に近づくか」を推測する学習モデルを構築し,これを活用した油絵の具の混色支援Webアプリケーションを開発する。ユーザはニューラルネットワークの予測を参考にすることで、混ぜている途中の色に対してどの色を追加すれば良いかをリアルタイムに確認することができる。ユーザテストの結果、ターゲットの色の再現精度は平均的に向上傾向がみられた。さらに、ユーザの意見からは好印象を得ており,特に「混色の序盤」や「何色を混ぜれば分からないといった状況」などでシステムが大いに役立つことが分かり,混色を支援するツールとしての有用性が確認された.
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引用情報
@masterthesis{doi.ryotaro.19_master, title = {実測データの学習に基づく油絵の具の混色支援システム}, author = {土井 遼太朗}, year = 2025, month = {2月}, address = {静岡県浜松市中央区城北3-5-1}, school = {静岡大学}, type = {Master's thesis} }